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艶金半纏

2020年2月24日

昨年7月に親戚の家の押入れから偶然出てきた半纏は、袖の文字から約100年前のものであると推察されました。生地の状態は良好でした。

その複製品を、岐阜県郡上市の渡辺染物店で藍染にて作っていただきました。

見たことがない、右から左へ書かれた艶金マークや、半纏の模様に墨という漢字を使っているなど、デザインの素晴らしさ、当時の遊び心に感服しました。

見つかった半纏に色もなるべく同じにしてもらいましたが、非常に濃い紺色で藍染に手間がかかったようです。また、墨マークや艶金マークの真ん中に縫い目があり、縫製も難しかったようです。

艶金の先人たちが、何の目的で作ったかはわかりませんが、染色に携わる会社として、この半纏に出会い、郡上本染である渡辺染物店にて正藍染で複製品が作れたことは一生涯の宝物として、後世に伝えていきたいと思います。

 

 

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